強弱の罠

古典派以降のピアノ曲において、強弱は重要な表情のひとつとなります。

 

一口に強弱と言っても色々ありますが、僕が面白いと思うのは、クレッシェンド、ディミヌエンド(記号のやつじゃなくて、cresc、diminという文字)を見た時の反応です。

 

これ罠だと思いません?(笑)

crescを見た瞬間に音量が増えそうになるし、同様に

diminを見た瞬間に音量が減少しそうになる。

 

理屈でいえば、

 

クレッシェンドと書いてある所の音量は小さく、

ディミヌエンドと書いてある所の音量は大きい  わけなのですが。

 

これに騙されなければ、見通しのよい演奏になるはずです。