人はこころのどこかで音楽を求めているのだ、

とピアノを教えておりますと常々実感いたします。


こうして私なりに、音楽やピアノの魅力をお伝えし続けてこられたのはひとえに、私を見つけ選んでくださった生徒の皆様、その皆様一人ひとりのピアノへの熱意や日々努力なさっている姿に突き動かされてきたからに他なりません。


お歌が大好き!と始めたおチビちゃんは、いま合唱コンクールの伴奏で大活躍しています。譜読みも何やらおぼつかなかったお嬢さんは、いまや地元で大人気のピアノの先生に。自分はピアノで生きていく!と難関音楽大学への進学を果たした青年は、きっと私などよりずっと立派な演奏家としてのキャリアを築いてゆくことでしょう。

生徒が音楽家を志してくれるのはもちろん嬉しいことです。しかし、たとえそうでなくとも、音楽の道に進まなかったとしても、彼ら彼女らはある程度の楽譜を読むことができ、モーツァルトやベートーヴェンの音楽に少なからず感動できるのです。それは素晴らしいことだと思います。


そして、忙しいお仕事の合間にも熱心にピアノを練習しレッスンに通ってくださる愛好家の皆様の情熱には本当に頭が上がりません。皆様が今のピアノ業界を支えているといって過言ではないでしょう。私のほうがいろいろ見習わなくてはなりません。


そんな中、私にできることはいったい何なのか。音楽が身近にある人生がどれだけ楽しいものかを知ってしまった私は、どうやら皆様にもその楽しみのおすそ分けをしたいだけのようです。とんだお節介者です。


さあピアノとともに豊かな人生を創造してゆきましょう。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。ここでの出会いが、音楽でつながる新たなご縁となりますことを願っております。