ひだりて


低い音、ピアノの場合、大抵は左手で弾くことになる低いバスの音、これは音楽の土台となる大切な大切な音。この土台の上に柱が立ち、壁ができ、屋根ができ


家と同じく、安定した土台あってこそのメロディーでありハーモニーですから、左手を丁寧によく練習しておくと、最終的に出来上がる音楽はより一層上質なものとなるでしょう。


世の中には左手だけの為の曲というのも沢山あるのです。それに比べて右手の為の曲というのはあまり見かけませんね。


何らかの事情で右手を使うことができなくなってしまったピアニストが過去に大勢いらしたこともそうなのですが、左手というのが実は、ピアノを弾くのにとても適した形をしているというのが、右手の曲が少なく左手の為の曲が多く作られた最たる要因といえましょう。


何より左手はバスの音をとりやすいですからね。その上、主旋律の多くを第1指が担当することになるのも都合がよいのです。


もし左手が苦手だなあと感じておられるのでしたら、思い切って左手の為のピアノ曲に取り組んでみるのも面白いものです。素晴らしい作品が沢山ありますから。


さて、最近の私はといいますと、さすがに家をDIYとはいきませんけれど、娘の砂場好きに押されてベランダに簡易的な砂場をこさえています。


やり出すと止まらないのが私の悪い癖、他にもあれこれ作ってみたくなって、終いには庭にアスレチックがあったらいいなあ、などと。そんな事ばかり考えて時間がいくらあっても足りません。


あ、ピアノ?

砂場で遊んでからやります。