赤坂迎賓館コンサート御礼


先日私ども夫婦のYNPianoDuoで、迎賓館赤坂離宮、羽衣の間に保管されている1906年製のエラールピアノを演奏いたしました。


緑豊かな庭園に降り注ぐ夏の日差しを浴び、木漏れ日の下で心地よい風に吹かれておりましたら、あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきました。こんなに田園交響曲を演奏する喜びを感じたことが未だかつてあったでしょうか。

丁度その日は七夕、連弾版パパゲーノとパパゲーナの出会いの二重唱を弾きながら、織姫と彦星に思いを馳せ、アンコールにはメンデルスゾーン の「真夏の夜の夢」を弾きました。


羽衣の間で長く人々に愛されてきたエラールピアノは、私達弾き手の全てを察し、やさしく、時に力強く、素晴らしい音で応えてくれます。これからも羽衣の間がエラールの音色で満たされてゆかれることを願っております。

この機会をご用意くださった全ての皆様に心より感謝いたします。

観覧は抽選でしたが、沢山の生徒様がお申込みくださいました。当選され会場で応援くださった方も、残念ながら今回はいらっしゃることができなかった方も、ご応募くださり誠にありがとうございました。